まずは結論から。消化器内科は内科の中で手技の比重が重く、座学で学べることは少ないのが正直なところです。
コモンな消化器疾患の手技以外の部分を学びたい場合、総合的な内科の教科書と東京ガイドライン2018で十分だと思います。
その上で教科書を読むなら
上部消化管内視鏡診断マル秘ノート
改訂5版 必ず役立つ! 肝炎診療バイブル: 研修医・レジデント必携
この2冊がおすすめです。
以下は消化器内科に決めている、または選択肢の一つとして考えていて内視鏡をしっかり勉強しながらローテートがしたい、という研修医や、内視鏡室で働くスタッフ向けの教科書です。
消化器内科のおすすめ教科書
上部消化管内視鏡マル秘ノート
消化器内科志望の先輩が持っていて借りて読みました。内視鏡検査を始めた消化器内科専攻医向けの教科書です。カメラを読めるようになるための一歩目として読みやすくおすすめです。
第2版もありますが、こちらは研修医にはさすがにオーバーワークかと思います。自分が消化器内科専攻するなら読むと思います。
上部・下部消化管内視鏡診断マル秘ノート2: もっと伝えたい上部のウラ技,これだけは知ってほしい下部のキホン
肝炎治療バイブル
改訂5版 必ず役立つ! 肝炎診療バイブル: 研修医・レジデント必携
肝炎は消化器内科医の中でも専門領域が分かれており、研修医レベルで対応すべきものは少ないと思います。小規模病院で原因不明の肝障害をアセスメントする機会があるので、大規模病院への転院の基準を考慮するための知識として読んでおきました。
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